MdN DTP入門シリーズ

DTPワークフロー入門

大橋幸二、小國文男、亀尾 敦、佐々木剛ほか著
Illustration: みなみのなおこ
2000年11月11日 初版第1刷発行

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contents:§0 §1 §2 §3 §4 コラム
執筆者 制作スタッフ 書誌データ

既刊:『DTPフォント入門

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DTPの諸問題は、もはやTipsでは解決しない! 

あなたが作ったデータが、あなたの手元を通ったデータが、
どこでどう扱われるのかを知って、トラブルを未然に防ぐのだ!
仕事としての出版系DTPを、企画・依頼の出発点から最終出力まで、
網羅的に解説する「DTPワークを楽にするための本」です。

各§の最後には、その章の内容の「まとめ」つき。そこだけ読んでもためになる!


§0   Direction

誰もが「次の人に渡すためのデータ」を作るのがDTPの現場   009

1 仕事の流れをつかむ――DTPに携わるすべての人のために   010
DTP作業はバトンリレー   010
ワークフローを見直す   014
企画によって仕事の流れは変わる   018
2 DTP以前の約束事――今も昔も同じ   022
最低限の約束と決め事   022
予算と日程=見積もりと進行表   024
書式は決まっているか   030
読者対象と文字づかい   032
3 本当は誰に何を頼んだのか、何を頼まれたのか   036
仕事の流れをあらかじめイメージする   036
仕事のリスクを減らす安全策の取り方   042
納品手段の違いと注意点   044
プラットフォームを考えた圧縮方法を   048
起こりうるトラブルと日常の配慮   050

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§1   Text

文字原稿の作成と整理   055

1 編集者とライターのDTP作業   056
DTPの全体像を知る必要性   056
編集者が最初にすること   060
文字原稿でもファイル形式が肝心   064
原稿の入稿方法を確認しよう   068
2 原稿整理とテキストデータの洗浄   072
入稿データとプリント原稿は同じに   072
基本的な原稿整理をしっかりする   074
わかりやすい組版の指示をする   076
テキストデータとファイルの整理   078
テキストエディタ活用術   082
検索・置換を極めよう   084
最強の検索・置換ツール「マクロ」   086

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§2   Graphics

グラフィック原稿の作成と整理   091

1 グラフィック原稿の作成   092
図版・表組がある場合の役割分担   092
画像解像度の基礎知識   096
画像データ作成の基礎知識   100
Illustratorでの画像作成のポイント   104
共同作業でデータを作成する   108
アナログ原稿はアナログのまま渡す   112
ビジネス用アプリケーションのデータを入稿するときは   116
2 グラフィック原稿の整理   120
ファイルを渡すときと受け取ったとき   120
Macintoshのファイル情報   124
ビジネス用アプリケーションのデータを受け取ったときは   130
データ形式の統一   136

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§3   Pagination

ページデータの作成と整理   139

1 工程をもう一度チェックする   140   
納品形式の確認をする   140
次工程を見据えたデータ作成   142
トラッピングのチェック   146
共同作業でデータを作成する   150
出力先を把握して入稿する   156
校正の5W1Hで、目的を明確にする   160
2 データ作成上の制限を把握する   164
環境の確認(1)デバイス関係   164
環境の確認(2)約束事など   170
ページ物ならではのチェックポイント   174
環境の確認(3)アプリケーション   178
PDF出力は可能か   184
環境の確認(4)システム関係   186
データ流用―準備と実際   188
入稿データには最終見本を添付   192
最後の確認:出力先にデータを渡す   196
3 ページレイアウトデータのブラッシュアップ   200
プリフライトチェックの重要性   200
不適切なページデータの発見方法   204
出力側にわかりやすいデータ   210
フォント問題の解決法   214
不適切な画像ファイルの処理   218
QuarkXPressのバージョン違い   222
入稿直前の編集者チェックは有意義か?   226

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§4   Finishing

入稿されたデータのチェックと調整   231

1 出力側と制作側環境の確認――保有フォント・対応ソフトは大丈夫か?   232
まず受け取った原稿の整理から   232
入稿データのプリフライトチェック   236
使用フォントの確認   242
色校正の目的と出力方法   248
どうしても出力できないときは   250
2 出力現場でのデータ作成と調整   252   
レイアウトデータの確認と調整   252
画像のスキャニング   256
実画像データの処理   260
制作側と出力側のコミュニケーション   264
面付け作業時の確認   268
レジストレーションマークの確認   272

付 録   275
索 引   285


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[コラム]

ギャランティと手間賃   027
読者にとっての実用性とクリエイティビティ   035
先割りレイアウトでの作業   039
「DTPはドコマデモナオセル」は本当か   041
迷ったときの頼りは企画書の指針   043
メディアについて考える   047
圧縮ファイルが開けない?   049
入力時に間違いやすい文字、使わない方がよい文字   067
数字・英字・カッコは表記のバラバラ御三家   075
アッと驚くテキストデータのいろいろ   079
正規表現って何?   087
中間ファイルを使った画像の入稿   095
画像合成を依頼するには   103
ヘアラインや細いアミ罫は消えてしまう   107
簡易スキャナの意外な利点   115
メディアの受け渡しのときはまずロックする   121
後送原稿やダミー原稿   123
データはどこに入っている?   127
Photoshopの保存時に注意するポイント   129
WindowsパソコンからMacintoshにデータを渡すには   131
スクリーンショットの撮り方あれこれ   135
受け取ったファイルを開いてはいけない場合   137
差し替え原稿は役に立たない?   145
入稿前の取り決めと打ち合わせ   155
「出力依頼書」は現場でどう使われているか   159
特別な仕様での出力   163
デバイス・インデペンデントの意味   169
2色は4色よりも簡単で安い!?   173
文字ボックスの指定によるオーバーフロー対策   181
デザインと組版のための役立ちツールと役立ちサイト   183
メディアの表面にテープ類を貼るのは禁物   199
QuarkXPressの出力ファイル収集   209
入稿データのスリム化――目的とポイント(1)   213
入稿データのスリム化――目的とポイント(2)   217
Illustrator上の不要なデータは入稿前に削除を   221
QuarkXPressの出力レポートの上手な使い方   235
Macintosh側にフォントがない?! ビットマップフォントの入手方法   243
フォントスーツケースだけで作業をしてはいけないときも   245
アプリケーションから欧文フォントを入手する   247
Adobe Illustrator 9.0のオーバープリントプレビュー機能   255
現場から最新情報を提供する   265
LaserWriter 7.xの意外な使い方   267

 

 

 

 

 


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執筆者(50音順)

諫山研一(いさやま けんいち)
1963年、神奈川県生まれ。
マスコミ業界のなんでも屋。コンピュータ使用歴は20年以上。本業はカメラマン兼デザイナー。本書では主にシステム、作業環境、ネットワーク環境に関する項目を執筆。
http://www.pastel.co.jp/

大橋幸二(おおはし こうじ)
1968年、東京都生まれ。
都内某所の自宅兼事務所で細々とフリーランスのグラフィックデザイナーをしている。DTPに出会ったのは8年くらい前。気が付いたら独立していたらしい。本書では§2と§3後半を執筆。
http://www.dtp.il24.net/tubo/

小國文男(おぐに ふみお)
1959年、京都府生まれ。
経理関係の仕事を経て1993年よりフリーでライター&編集者&オペレーター。DTP歴は6年余。主に書籍、広報紙類のほかWeb ページの制作も。本書では§1を執筆。
http://village.infoweb.ne.jp/~fwbc3841/

亀尾 敦(かめお あつし)
1960年、青森県生まれ。
フリーライター・編集者。会社員時代、PowerMacの登場とともにDTPに触れ、以来、企画から制作までMacintoshとDTPの辛酸をなめ続けている。本書の企画・構成、§0の執筆を担当。
http://www.ne.jp/asahi/macrosoft/main/DCL/

川崎 勉(かわさき つとむ)
1964年、福岡県生まれ。
編集・ライター業などで日銭を稼ぎつつ、ときどき思い出したようにDTPにかかわる。本書ではビジネス用アプリケーションに関する項目を担当。
http://www.replies.co.jp/dtp/

佐々木 剛(ささき たかし)
1969年、東京都生まれ。
都内にてプリプレスコンサルティング会社を主宰。もと印刷会社の営業マンで、8年前にDTPと出会う。以来、オペレータと営業マンの二足のわらじを履き、2年前に独立する。本書では主に§3と§4を執筆。

難波 義昭(なんば よしあき)
1965年、新潟県生まれ。
主にアダルト系の雑誌、書籍、ビデオパッケージなどのデザインをしている。独立後12年、DTP歴3年。AppleScriptでQuark XPress、Jeditなどを操る。本書では主に§2、§3とマクロ・AppleScript関連を執筆。
http://member.nifty.ne.jp/why_to_room/

柳田 薫(やなぎだ かおる)
1972年 千葉県生まれ。
9年前にDTPと出会う。出力のプロフェッショナルで、日夜PostScriptエラーと格闘中。母国語はPostScriptのバイリンガル。最近の悩みはハードの流れが早く、ついていけないこと。好きな言葉は「キーディスク」。主に§3、§4のコラムを執筆。


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制作スタッフ

執筆
諫山研一、大橋幸二、小國文男、亀尾 敦、川崎 勉、佐々木剛、難波義昭、柳田薫
企画・編集
亀尾 敦(DCL)
編集協力
木住野訓男、富永雅弘、川村公一、中澤ゆきら、オフィスM、佐藤貴(サンブレーン)、岡崎陽子(サンブレーン)
DTP・制作
株式会社サンブレーン、李琳
イラスト
みなみのなおこ(オフィスルナ)
装幀
川上博士事務所
協力
株式会社ルナテック 
欧文印刷株式会社
フワデザインオフィス
データ入稿「困ったちゃん」プロジェクト(DTP原稿データ入稿Q&A:http://ha3.seikyou.ne.jp/home/ogn/project/
編集
MdN書籍編集部 編集長・野口理佳、編集部・吉田彰夫

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書誌データ

書名:DTPワークフロー入門

2000年11月11日 初版第1刷発行

発行・編集人   藤岡 功
発行       株式会社エムディエヌコーポレーション
         http://www.MdN.co.jp/
発売       株式会社インプレスコミュニケーションズ
         http://www.impress.co.jp/
印刷・製本    株式会社ルナテック

定価(本体2,800円+税)

判型:B5変型判(232×182mm)

ISBN4-8443-5571-6


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